ブラウン監督「勝ったような気分だよ」

[ 2008年9月23日 21:05 ]

 【広4―4巨】試合後の広島のブラウン監督は「勝ったような気分だよ」と上機嫌で言った。逃げ切りを図った8回に勝ちパターンの継投が乱れ、2―4とひっくり返されたが、その裏に栗原の二塁打、代打前田智の適時打で追い付き、引き分けに持ち込んだ。圧倒的な勢いのあった巨人相手に食い下がり、負けなかったことに大きな意味がある。

 この試合、終盤の殊勲は4番手で力投した梅津だろう。「あっちは優勝争いがあるが、こっちもクライマックスシリーズのチャンスがある。絶対に勝つという気持ちで投げた」という。一発のある強力打線相手に慎重に攻め、9回から今季最長の3回を無失点。チーム最多の今季60試合目の登板は見事な救援だった。
 「きょうはエキサイティングな試合だった。お客さんがお金を払う価値のある試合だったね」。4時間38分の激闘を終えたブラウン監督の言葉には充実感が漂っていた。

続きを表示

2008年9月23日のニュース