決戦はリョーユーパンVSリコーロジスティクス

[ 2008年9月23日 06:00 ]

 高松宮賜杯第52回全日本軟式野球大会1部(全日本軟式野球連盟、スポーツニッポン新聞社主催)は22日、山梨・甲府市の小瀬スポーツ公園野球場など2会場で降雨サスペンデッドとなっていた準々決勝と準決勝を行った。準決勝は福岡勢連覇を狙うリョーユーパンが快勝。創部20年目のリコーロジスティクス(神奈川)は初の全国制覇に王手をかけた。23日は同球場で決勝を行う。

 【リョーユーパン5-1JAいるま野】<福岡・リョーユーパン 執念の“転がし作戦”>徹底した“転がし作戦”で雨中の激闘を制した。6回1死二塁からバントで三塁手の悪送球を誘うなど5点すべてを敵失絡みでもぎ取った。相手失策は7。ぬかるんだグラウンドを利用した頭脳攻撃が功を奏した。「この状況で相手が一番嫌なのはゴロ。こちらはこんなこともあろうかと大会前にスパイクの歯を新しくしてきました」と川本監督は采配ズバリの1勝に胸を張った。

 【リコーロジスティクス9-0大宗ベースボールクラブ】<神奈川・リコーロジスティクス 大爆発13安打9点>6回に打者10人の猛攻で5点を挙げるなど打線が13安打9得点の大爆発。守っては左腕・楠山が130キロ台の速球を主体に4安打完封の快投を見せた。「今季の目標は高松宮賜杯優勝。みんなよくやってくれています」と森監督。06年高松宮賜杯2部で準優勝し、クラスが昇格。その後わずか2年で再び全国制覇への好機を得た。この3年で7人の新戦力が加入。社を挙げての支援に応える時がきた。

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2008年9月23日のニュース