41歳誕生日…清原、西武ドームの引退発表

[ 2008年8月19日 06:00 ]

声援を送るファンにヘルメットを振って応えるオリックス・清原

 18日に41歳の誕生日を迎えたオリックス・清原和博内野手が、今季限りでの引退を表明した。かつての本拠地・西武ドーム(当時は西武球場)で日本シリーズの映像が流れると試合後、23年間の野球人生にケジメをつけた。甲子園で通算13本塁打、西武、巨人、そしてオリックスでも数々の伝説を残してきた怪物も、2度の左ひざ手術には勝てず、静かにバットを置く。

 【オリックス7―4西武】清原が、自らの野球人生が始まった西武ドームで今季限りでの引退を表明した。「自分にとって最後のシーズンの誕生日を西武球場で迎えることができて大変感謝しています」
 今月2日の復帰会見で「1打席、1球が野球人生の最後と思ってバットを振りたい」と引退を示唆したが、この日の試合後に球団広報を通じ「最後のシーズン」という言葉を初めて口にした。
 古巣の“粋な演出”に心も震えた。「西武球団にも昔の映像を流していただいて、感謝の気持ちでいっぱいです」。3回表終了時の電光掲示板には87年の日本シリーズで桑田真澄氏(巨人)から安打を放つ西武時代の映像が流れた。登場テーマ曲「とんぼ」に乗って「HAPPY BIRTHDAY Mr KIYOHARA」の祝福メッセージまで添えられた。西武は9月28、29日の今季オリックス最終戦時に86年入団時の映像を流す方向で、ファンと再び感動を共有する。
 7回1死二塁では代打で登場。四球で代走を送られたが、球場全体に大歓声が起こるなど“主役”を務め「夏の甲子園の決勝もきょう8月18日でした。一生忘れることのできない一日になりました」とコメントした。
 23年間の野球人生に幕を下ろすことを決断した怪物。後は「一番心に残る一発」を打つため、少ない残り試合に全力を注ぐ。

 ▼オリックス・カブレラ(9回1死二塁で26号2ラン)ボール気味だったけどうまく打ち返すことができた。清原さんへの(誕生日)プレゼントにするよ。

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2008年8月19日のニュース