悪質ファンには“退場”案も

[ 2008年5月13日 06:00 ]

 プロ野球実行委員会(豊蔵一議長=セ・リーグ会長)が12日、東京・内幸町の日本野球機構会議室で開かれ、ファンの妨害行為撲滅にNPBと12球団が協調して取り組むことを決めた。

 7日の巨人―阪神8回戦(東京ドーム)でラミレスの打球が左翼フェンスに身を乗り出した阪神ファンの妨害にあったことをきっかけとして巨人・清武球団代表が提案。電光掲示板、場内放送による呼びかけ、警備スタッフによる口頭の注意など妨害行為の防止対策強化を確認した。
 悪質なファンに対しては厳罰も検討。清武代表はすでに昨年から妨害行為をしたファンは退場させる方針を打ち出している横浜を例に挙げ「こういう妨害行為は退場に値すると認識すべき」と強調した。
 05年に制定された「試合観戦契約約款」第8条でグラウンドへの乱入、物品の投げ入れなどの行為を禁止し、観客が違反した場合は主催者が退場させることができると規定。第11条で「販売拒否対象者」として“出入り禁止”にすることも可能としている。

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2008年5月13日のニュース