イチロー 相手の警戒お見通し

[ 2008年5月13日 06:00 ]

ホワイトソックス戦の8回、三塁内野安打を放つマリナーズのイチロー。この試合3安打

 【マリナーズ6―3ホワイトソックス】マリナーズのイチローが11日、ホワイトソックス戦で10試合ぶり今季3度目の猛打賞となる3安打2得点の活躍でチームの連敗脱出に貢献した。

 相手のイチロー対策を逆手に取った。3回、バントを警戒して前寄りに守備位置をとった三塁手の背後に、わざと詰まらせてポトリと落とす左前打。すかさず二塁へリーグトップタイとなる16個目の二盗を決めると、8回には三塁手が二塁寄りに守ったのを見て、三塁線を狙い打ち。力ないゴロが、ダイブで止められた時には一塁を駆け抜けていた。
 「相手の動きで何を嫌がっているのか、なんとなく見えることがある。そこをこっち側で遊んでる感じっていうのはいいわね」といたずらっぽく笑ったイチロー。本拠地7連戦は最初と最後だけ白星となり「最初勝って最後勝ったから。オセロみたいにパタパタって白くなったらいいのにな」とジョークも飛ばした。
 11試合連続安打とし、5月は42打数17安打の打率・405。低迷するチームの中で打ち続けてきた。今季通算も・292で3割目前。やはりチームを浮上させるのはイチローのバットしかない。

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2008年5月13日のニュース