11安打で1点…中日、今季初の3連敗

[ 2008年5月13日 21:56 ]

 【ヤ4―1中】ヤクルトの川島亮が5回1失点で今季初勝利。盤石の継投で6回以降は三塁を踏ませなかった。林昌勇は11セーブ目。打線は0―1の4回、ガイエルの2点二塁打などで3点を挙げ逆転。中日は11安打で1点の拙攻で、今季初の3連敗。

 ≪川島亮なんとか今季初勝利≫守っては継投が決まり、打っては少ないチャンスをものにして得点。ヤクルトの高田監督は「思惑通りの試合だったね」とご機嫌だった。
 オフに右肩の手術を受けた先発の川島亮は5回で8安打を浴びながら、なんとか1失点でしのいで今季初勝利。五回、森野の打球が左ふくらはぎに当たり、次回登板は様子見となるが「取りあえず1勝できて良かった」と胸をなで下ろしていた。

 ≪勢いに陰りが…≫中日が今季初の3連敗を喫した原因は、先発投手陣の不出来に尽きる。落合監督が「守り勝つ野球」と評するチームの屋台骨は、激しいチーム内競争のもとでしっかり役割を果たしてきたが、ここにきて勢いに陰りが見えてきた。
 8日にエース川上が8回を無失点に抑えた後は、川井が3回2失点、吉見が4回4失点、中田が6回途中まで6失点で降板。この日の朝倉は快調な立ち上がりに見えたが、4回に突如、崩れた。
 球の制御が利かなくなり、先頭の福地に二塁打を許すと四球、暴投でピンチを広げ、ガイエルの2点二塁打などで3点を失った。5回から救援を仰ぐぶざまな結果。2005年4月に勝って以来7連敗となった神宮のマウンドとの相性の悪さもあるのだろうが、右腕は「投げる場所は全然関係ない」とうなだれた。
 5回から登板した小笠原が4回1失点と好投しただけに、森バッテリーチーフコーチは「小笠原と比べれば、どっちがいいか分かるだろ」と中継ぎへの降格も示唆。首位奪取に向け、この嫌な流れを早く止めたいところだ。

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2008年5月13日のニュース