仁志が巨人叩き!横浜延長サヨナラ勝ち

[ 2008年5月13日 18:51 ]

サヨナラ打を放ち、同点打の吉村と抱き合って喜ぶ横浜・仁志(左上)

 【横4―3巨】横浜が今季初のサヨナラ勝ち。1点差の9回に吉村の中前打で同点に追いつくと、延長10回1死三塁で仁志が越智から左前打を放った。10回から登板の寺原が2勝目。巨人は抑えのクルーンの不調が痛く、勝率5割到達はならなかった。

 ≪これで乗っていける!≫横浜の仁志は、ベテランらしい冷静さと思いきりの良さを打席の中で確認していた。
 同点の延長10回1死三塁。カウント0―2から「抜けて高めに入ってきたフォーク」を思い切り引っ張った。ベテランは「状況的にまともにこない場面。1回フルスイングしようと思った」と振り返った。打球は三遊間を抜け、一塁ベース上の仁志の周りに歓喜の輪ができた。チームは今季初のサヨナラ勝ちで、巨人戦も6戦目でようやく初勝利。最下位に沈むチームにとって、弾みのつく大きな1勝となった。
 野手15人を使い、9回に追いつく粘りを見せた戦いに大矢監督は満足そうだった。「(巨人、中日と続く)6連戦の頭は取りたかった。これで乗っていけるんじゃないか」。指揮官は言葉に力を込めた。

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2008年5月13日のニュース