佑ちゃん 4安打1失点完投で3勝目

[ 2008年5月4日 16:41 ]

立大戦で完投し、今季3勝目を挙げた早大・斎藤

 東京六大学野球春季リーグ第4週第1日は4日、神宮球場で1回戦2試合を行い、早大は立大に7―1で先勝した。慶大は東大を5―2で下した。

 早大は先発の斎藤佑が2回に渡辺の三塁打と前田の犠飛で1点を先制されたものの、4回2死二塁から原の左越え二塁打で同点に追いつき、6回に細山田の適時打で逆転。さらに7回に大量5点を加え、立大を突き放した。斎藤佑は4安打1失点完投で今季3勝目、通算11勝目をマーク。
 慶大は3回に先行を許したがすぐに追いつき、4回に坂本の適時打で勝ち越した。中林が6安打2失点で完投した。

 ≪ライバルの好投が闘志に火≫ 早実から早大に進んだ斎藤佑にとって、負けられない相手だった。投げ合った仁平は日大鶴ケ丘高出身。高校3年の春季東京都大会準決勝で対戦し敗れた。「(雪辱は)あまり意識しないようにした」そうだが、序盤はぴりっとしなかった。
 3回まで毎回得点圏に走者を背負い、2回は三塁打と犠飛で先取点を許した。「仁平がいい投球をしていたので負けられない気持ちが強くなった」とライバルの好投が闘志に火をつけた。4回以降、走者は内野安打の1人だけだった。
 4月26日の法大戦で制球に苦しみ、6回でマウンドを降りた。「もう大丈夫です」と、この日の1四球の完投に胸を張った。今季の目標の「5勝」まであと2。「ここまできたら自分が出る試合は全部勝ちたい」と完全に自信を取り戻した。

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2008年5月4日のニュース