西武・帆足が今季初完封

[ 2008年5月4日 16:19 ]

今季初完封で3勝目を挙げた西武・帆足

 【ロ0―4西】西武の帆足が今季初完封で3勝目を挙げた。持ち味の緩急を使った投球で3安打に抑え、制球も1四球と安定した。打線は4回にG・G・佐藤の2ランで先制し、ボカチカのソロなどで加点。ロッテは帆足の緩い変化球に手を焼いた。

 ≪痛くても意地の続投≫3回1死、堀の強烈なゴロが、帆足の足元を襲った。不運にも軸足の左すねに当たった。ベンチからコーチが飛び出し、マウンド付近にナインが集まった。
 ところが、すぐに左腕は投球練習を再開した。何事もなかったように、1回からの3者凡退を続けてベンチに戻った。
 意地だった。帆足は「痛かったっすよ。だからといって、交代していられないんです」と悲壮な顔で振り返った。
 2004年に10勝、翌年に13勝を挙げた。だが、不動の地位は左肩痛で終わりを告げる。ここ2年間は5勝、2勝で計7勝どまり。「また痛みが出るのではという恐怖心があった」と帆足。だから、復活を期す今季への思いは人一倍だった。キャンプでは後輩の岸に頭を下げ、右打者対策でチェンジアップを習った。
 4回以降も集中力は切れない。右打者の外に沈む新球を効果的に使い、3安打で完封。無傷の3連勝に「ゴロで打ち取る理想の投球ができた」と胸を張る。オープン戦で好投したが、開幕時の評価は「先発6番目の男」。中継ぎにも入った。度重なる苦難が負けず嫌いの左腕のばねになっている。

続きを表示

「名将かく語りき〜歴史を彩った勝負師たち〜」特集記事

「大谷翔平」特集記事

2008年5月4日のニュース