由伸消えても!巨人打線つながった

[ 2008年5月4日 18:59 ]

2回、巨人2死一、三塁、野間口が先制の遊撃内野安打を放つ

 【巨人7―2ヤクルト】巨人が12安打で2連勝し、3カードぶりの勝ち越しを決めた。巨人は2回に3長短打などで3点を先行。5回以降も小刻みに加点した。野間口は5回2失点で今季初勝利。6回からの継投も決まった。ヤクルトは淡泊な攻めで5位転落。

 ≪3カードぶり勝ち越し≫開幕4番の李スンヨプに続き、4月18日から4番に座っていた高橋由も腰痛で戦列を離れた巨人。先発は不調で2軍落ちした上原に代わり、今季初先発の野間口が務めた。
 いくら選手層が厚いといっても、開幕から借金生活が続くチーム状態は苦しさを増した。そんな中、一丸となった戦いぶりが3カードぶりの勝ち越しを引き寄せた。
 2回に3長短打などで3点を先行。1点差の5回に小笠原の6号ソロでリードを広げ、6回はゴンザレスがこの試合二つ目の送りバントを成功させて追加点につなげた。
 外国人選手でも例外なくチームプレーを徹底させ、9回のダメ押しは4番に復帰したラミレスが叩き出した。7試合ぶりの2けた安打に、原監督は「理想的な点の取り方ができた」と満足げ。小笠原も「由伸(高橋)一人に背負わせるわけにはいかない。みんなで頑張らないと」と力強く話した。

 ≪「自分らしく」野間口1勝≫今季初先発した巨人の野間口は、試合前に原監督から「コーナーを狙うような投球はせず、思い切り腕を振っていけ」と指示されたという。
 野間口も「いつもより気合が入り、ペース配分より行けるところまで行こうと飛ばした」と5回2失点。2回に2点を失ったが、その後はしっかりと要所を締めた。今季初勝利に「自分らしさは出せた」と胸を張った。

 ≪借金2…ヤクルト5位後退≫ヤクルトは2連敗で今季最多の借金2。3位から5位へ後退した。
 先発は今季初登板の川島亮。2004年の新人王は右肩痛に苦しみ、昨年11月に手術をした。春季キャンプから2軍で調整を重ね、満を持して挑んだ今季初マウンドは、球がばらつき5回4失点(自責点1)。首脳陣の評価はまずまずだったが、川島亮は「肩が不安なく投げられたので、あとはコントロールだけ」と収穫と課題を口にした。

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2008年5月4日のニュース