松坂マイナー相手に登板 8K1失点

[ 2008年3月20日 10:20 ]

マイナーの試合に先発、6回を投げ1失点のレッドソックス・松坂

 レッドソックスの松坂大輔投手は19日、チームの試合ボイコット騒動の影響でマイナー相手の試合に先発、6回を投げ、本塁打を1本打たれ1失点だった。

 松坂はブルージェイズ戦に登板予定だったが、急きょマイナー戦に変更し、3安打に抑え8奪三振だった。

 ≪変則登板にも動じず≫観客はまばら。スコアボードはなく、国歌斉唱のセレモニーもない。レッドソックスの松坂は、チームのオープン戦ボイコット騒動の影響で、急きょマイナー相手の登板となった。
 さすがに気持ちが乗らないのか、1回1死から初球の速球を右中間に本塁打された。だが「制球に気を付け、まんべんなく球種を投げた」の言葉どおり、その後は危なげなかった。
 予定より1イニング多い6回、78球を投げ1失点。特にチェンジアップの切れが良く、8三振を奪い「自分の中でテーマを決めて投げた」と納得の表情だった。
 一度は日本遠征が中止になる可能性さえ浮上、精神的に揺れ動く一日となった。それでも「これがアメリカ。気にならなかった。もう、あまりびっくりすることはない」と、メジャーで2年目を迎え、落ち着いたもの。 東京ドームでの25日の開幕戦に向けた最終調整は思わぬ形で終わったが「去年より状態はいい」と凱旋登板に自信を示す。昨年より10日ほど短かったキャンプを「自分のやりたいことは全部できた」と総括した。(共同)

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2008年3月20日のニュース