パウエル問題「ソフトB優先」は白紙へ

[ 2008年2月22日 06:00 ]

 プロ野球の根来泰周コミッショナー代行(75)は21日、オリックスとソフトバンクの間で二重契約状態となっているジェレミー・パウエル投手(31)の問題で、パ・リーグの小池会長が出したソフトバンクの契約が優先するとした勧告を、白紙に戻すことを明言した。

 この日、パの村田事務局長から報告書と勧告内容について出していた質問状の回答書を受け取り、説明を受けた。その後、ソフトバンク・角田球団代表の訪問を受け、事情を聴いた根来代行は「両チームとも勧告を受け入れられないというのであれば、白紙に戻ったという前提で考えないと」とした。22日にオリックスから事情聴取を行う予定で、週明けにも再度村田事務局長と話し合う。「僕が(裁定を)やるとかではなく、野球組織として早く結論を出さないといけない」として連盟に差し戻して、あらためて判断を委ねる可能性も示唆しつつ、問題の早期解決を望んでいた。

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2008年2月22日のニュース