桑田フリー打撃初登板 足首痛みなし

[ 2008年2月22日 08:56 ]

ブルペンで投球練習するパイレーツの桑田

 パイレーツの桑田真澄投手が21日、このキャンプで初めてフリー打撃に登板した。打者相手に投げるのは、約6カ月ぶり。「子どものころからやっている。相変わらず(打者への)感覚はあった」。マウンドで懐かしさを味わうように投げ続けた。

 主力のラローシュら3人に投げ、速球とシュートだけで32球。打者にとっても今年初のフリー打撃だったため、ストライクでも見逃す場面が多かった。14スイングで安打性の当たりはわずか3本。「ああいうボールが投げられるというのはうれしい」と笑顔をみせて「(次回は)もっと変化球を交ぜていきたい」と話した。
 首脳陣も「最初は上ずった球もあったが、期待通りいい内容」。昨秋に手術を受けた右足首は、投球中も痛みを感じなかった。オープン戦の登板について「いきなり最初からというのは難しいと思うが、できるだけ早くいきたい」。はやる気持ちを抑えながら「背番号18」は調整を続けていく。

 ≪オーナーがあらためて歓迎≫キャンプ視察に訪れたパイレーツのナッティング・オーナーが、あらためて桑田の“再入団”を喜んだ。練習開始から選手たちに視線を向けていたオーナーは、フリー打撃登板直前の桑田に声を掛けた。「ここに戻ってきてくれたことに感謝を述べ、新しい首脳陣も全面支援すると伝えた。チームに好影響をもたらす選手」と話していた。(共同)

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2008年2月22日のニュース