井口順調 「3割、30盗塁」目指す

[ 2008年2月22日 09:05 ]

キャンプインし打撃練習するパドレスの井口

 米大リーグは21日、パドレスの井口資仁内野手がキャンプインし、日本選手はビザ取得の遅れているナショナルズの前川勝彦投手(招待選手)を除く20人のキャンプが始まった。メジャー4年目で3球団目となる井口は、打撃練習で快音を響かせた。

 コーチの投げる球を、角度のいいライナーではじき返していく。「投高打低」のパドレスとはいえ、井口の打撃練習での仕上がりの良さは他の主力と比べ、際立っていた。36スイングで柵越えは3本。ほとんどがヒット性の打球だった。
 1月の沖縄での自主トレで鍛え「5キロほど絞った」という。狙いはパワーを落とさずに、スピードを上げること。昨季のチーム盗塁数はナ・リーグ最少の55。機動力に欠けるチームで、今季こそは「3割、30盗塁」の達成を目指す。ブラック監督も2番起用を明言した。井口も「上位なら得点に絡めるし、自分の役割を果たせる。(2番は)勝たないと報われないんで、勝つためにやっていきたい」と意気込む。
 同じ西地区のドジャースには東都大学リーグでしのぎを削った同期生の黒田が加わった。プロでの対戦はほとんどないことから、自主トレのメンバーの鳥谷(阪神)から情報収集を行うなど、対策にぬかりはない。
 井口は「福留くんも入ったし、ナ・リーグはア・リーグよりも注目を浴びるんじゃないですか」と笑った。もちろん、その主役の輪の中から抜けるつもりはない。(共同)

続きを表示

2008年2月22日のニュース