試行錯誤の中田 9打数連続無安打

[ 2008年2月22日 06:00 ]

居残り特打で苦悶の表情を浮かべる中田

 【日本ハム4―2韓国SK】日本ハムの黄金ルーキー中田(大阪桐蔭)が韓国SKとの練習試合で実戦初のスタメン落ちとなった。6回の守備から一塁手として出場すると、7回の打席は右横手の李翰珍(イ・ハンジン)の前に遊ゴロに倒れた。

 これで17日の横浜戦から9打席連続無安打。“プロの壁”に悩む18歳の怪物はこの日、グリップの位置を腰の高さから肩下の高さに修正。バットもコントロールしやすいバランス重視のタイプに持ち替えるなど、試行錯誤を続けている。試合後はマシン打撃やロングティーなどで約1時間、バットを振り続けるなど必死だ。当初予定されていた囲み取材をキャンセルした中田は笑顔もなく「いろいろ考えながらやっています」とだけ話した。
 開幕まで1カ月を切って1軍生き残りも激化。梨田監督は中田について「他にも使いたい選手はいる。スタメンを外れても不思議ではない」と言い切った。怪物が苦しんでいる。

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2008年2月22日のニュース