新生・高田ヤクルト4盗塁で4連勝!

[ 2008年2月20日 06:00 ]

<ヤクルト・韓国SK>5回裏、打者・ユウイチの時に一塁走者の野口二盗に成功

 【ヤクルト5-3韓国SK】新生・高田ヤクルトが、絵に描いたような先制攻撃を見せた。初回だった。韓国SK相手の練習試合で1番に起用された飯原が中前打で出塁。次打者の福地の初球にすかさず二盗に成功。福地が送りバントをきっちり決めて1死三塁として、武内の中前打であっさり先制点をもぎとった。

 「うまくいきました。サインです。初球から?常に準備してますから」と飯原。チームはさらに2死一塁から武内が二盗を決めて好機を拡大。2死満塁からルーキー中尾の遊撃内野安打と足を絡めて追加点を奪った。

 この試合4盗塁に成功した高田監督は「積極的な走塁でいい攻撃だった」と満足げな表情を見せた。今キャンプ練習試合4試合で計9盗塁。指揮官が掲げる“機動力野球”をいかんなく発揮している。昨季は古田監督が主砲ラミレスを中心に、打ち勝つ野球を目指したが、結果はチーム21年ぶりの最下位に転落した。オフにはラミレスが巨人へ移籍。本拠地・神宮球場は両翼91メートルから101メートルへ拡張される。広くなった本拠地では今まで以上に機動力が求められることになる。

 昨年まで巨人に在籍した韓国SKの伊勢打撃コーチも「去年とは違って足を使った攻撃が増えるな」とヤクルトの変身ぶりを認めた。これで練習試合4連勝。高田監督による新生・ヤクルトの“足技”が、今季はセ界をかき回す。

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2008年2月20日のニュース