松坂 フォームチェックに専念

[ 2008年2月20日 06:00 ]

ファンの間から声をかけた元ロッテ・黒木氏(右から3人目)と談笑する松坂

 レッドソックスの松坂が18日、フランコナ監督らが見守る中、今キャンプ2度目の投球練習。捕手を座らせ49球を投げ込み「前回より強く投げようと思っていた。徐々にですけど状態は良くなってます」と語った。

 この日は重心移動の確認をテーマに置き、上げた左足を1秒ほど止めたり、1、2歩助走をつけたりと、軸足の右足に体重が乗っているかを入念にチェック。「あくまで投げ込みでの形。シーズン用ではないです」と説明したが、この時期にフォームチェックに専念できるのは昨季とは雲泥の差だ。昨季は滑るボールや硬いマウンドに慣れるのに神経を使い、3月13日のオリオールズ戦で、ファレル投手コーチに指摘され初めてフォームチェックを行った。

 「去年よりチェックポイントが少ない。自分のことだけ考えられる」と松坂も違いを口にする。2回のブルペンで90球と球数は少ないが、1球1球への目的意識は高い。

 ≪新たに日本人広報≫松坂、岡島両投手をサポートするため、京都出身の吉村幹生さんが新たに日本人広報としてレッドソックスに加わった。松坂と同じ80年生まれで、東海大卒業後にコネティカット州立大付属の語学学校、同大学院に通い、スポーツマネジメントの修士課程を修了。05年にはNFLジャパン、そして昨年はレ軍のチケットオフィスで働いた経歴を持つ27歳は「もともとプロスポーツに興味があった。機会を与えられてうれしい」と話していた。

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2008年2月20日のニュース