ダルビッシュ 初実戦2回無失点

[ 2008年2月20日 18:53 ]

 日本ハムのダルビッシュが韓国プロ野球、LGとの練習試合に先発し、2回を無安打3奪三振の無失点。今季初の実戦マウンドで抜群の存在感と仕上がりの良さを示した。

 登板直後の1球目で、いきなり148キロをマーク。さらに、真ん中に直球を投げ込み空振りを奪うなど、終始各打者を圧倒した。「去年より、力というか球の切れがついた。打者は振ってもあれっという感じだった。球速以上の力を打者は感じたと思う」。言葉の端々に自信があふれた。
 1回の先頭打者に四球を与えたのは大きな反省材料だが、その後はきっちり修正。2回には打球が左ひざ内側付近に当たるアクシデントもあったが「問題ない。こういうことも想定して走り込みを多くしてきた」。痛みなどで練習量が減った場合でも“貯金”があると言わんばかりだ。
 梨田監督は「いい調整ができている。このぐらい(の投球は)当然」と満足感を漂わせた。
 既に指名されている3月20日の開幕戦登板まで1カ月。「今まで通り、自分のできることをしっかりやっていきたい」。悠然と構えていた。

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2008年2月20日のニュース