オリ提訴 許したくない「あしき前例」

[ 2008年2月14日 06:00 ]

 前巨人のジェレミー・パウエル投手(31)の二重契約問題で、オリックス・機谷俊夫球団代表は13日夜、都内のコミッショナー事務局に出向き、提訴状を提出した。オリックスは契約の優先権がソフトバンクにあるとする小池唯夫パ・リーグ会長の「勧告」を不服とし、前日の理事会で提訴の方針を表明。中村勝広球団本部長は「今後、球界にあしき前例を残さないためにも提訴した」と説明した。解決方法として「オリックスとの契約が有効」を要求している。

 これを受け、根来泰周コミッショナー代行は「今後についてはまず、パ・リーグの小池会長に勧告の趣旨を照会した上で回答をいただくことになる」とコメント。その上で「その後、必要があれば両球団からも事情を聴くなど調査することになるだろう」とした。根来代行は16日にソフトバンクのキャンプ地を訪問予定。加えて20日すぎにオリックスのキャンプ地・高知を訪れるよう調整しており、現地でそれぞれ事情を聴いた上で裁定を下すことになる。

 ▼ソフトバンク・竹内COOの話 始まってしまいましたか…。こちら側からもコミッショナー事務局に話をすることになると思う。

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2008年2月14日のニュース