下柳が順調 初の打撃投手も

[ 2008年2月14日 18:52 ]

 5月で40歳を迎える阪神の下柳が、今キャンプ初めて打撃投手を務めた。例年は沖縄キャンプ最終日に登場するが、ことしは数日早い第4クール初日。順調な仕上がりに、岡田監督も「全然早い。調子良さそう」と持ち上げた。

 最初こそ制球にばらつきが見られたが、だんだんとペースが上がる。球がストライクゾーンの四隅に決まり出すと、打者が見逃す場面もあった。

 キャンプ前は「1年間壊れない肩とひじを作り、下半身の切れを強化したい」と話していた下柳。初日からブルペンで捕手を座らせ、陸上選手のように走り込みを繰り返す。例年通り、調整のさじ加減は完全に任されている。

 FA宣言し、米大リーグ挑戦に心が揺れる時期もあった。それでも残留を選択。開幕戦となる横浜戦で「できることなら面白い」と、44歳工藤との最年長左腕対決にも興味を示した。ベテラン左腕からは目が離せない。

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2008年2月14日のニュース