まるで入団会見?パウエル 王監督と会談

[ 2008年2月9日 06:00 ]

宮崎に到着したパウエルと握手を交わしガンバロウと握りこぶしをつくる王監督

 ユニホームこそ着ていないが、まるで入団会見のような光景だ。パウエルはソフトバンクの宿舎で王監督とがっちりと握手。10分間の会談後、報道陣の前に登場したパウエルの心は既にホークスの一員だった。「監督は非常に協力的で、一刻も早くプレーできるのを待ち望んでいる」と初対面に満面の笑みを浮かべた。

 続いて口を突いたのはかつて在籍し、一度は入団の意思を示したオリックスへの痛烈な別れのメッセージだ。「問題を大きくするより、強いチームをつくるのに集中した方がいい。僕の名誉を傷つけたところで、前へは進まない」と批判。交渉の経緯については「僕はプレーしたいという気持ちを示していたが、同じ気持ちを示してくれなかった」と、途中で契約条件が変更されたとあらためて主張した。

 9日には宮崎から成田経由で帰国する。米アリゾナ州で自主トレに励み、パ・リーグの勧告で6月23日となっている自身にとっての“開幕”に備える。現地では小久保、斉藤がリハビリ中。パウエルは「今はチームメート。会いたい」と合同自主トレも熱望した。

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2008年2月9日のニュース