シリング 右肩腱板負傷で前半戦絶望

[ 2008年2月9日 06:00 ]

 レッドソックスのカート・シリング投手(41)が右肩腱板の負傷により、前半戦絶望となった。レ軍は7日に「シリングは右肩の異常を訴え1月に検査を行った。現在はリハビリを行っている」と発表。1月のチームドクターの診断では手術が必要とされており、手術を受けた場合、今季中の復帰も厳しくなる。

 シリングは昨年6月に右肩痛で戦線離脱。7月に復帰したが、痛みは消えなかった。レ軍は手術するよう求めているが、本人はブログで「2人目の医師の診断では手術を必要とされていない」と回避の意向を示した。米報道によると、話し合いが平行線をたどれば、レ軍は昨秋に結んだ今季800万ドル(約8億5600万円)の契約破棄の可能性もあるという。

 シリングに代わる先発には昨年ノーヒットノーランを達成した23歳のバックホルツが入るが、安定した力を発揮できるかは未知数。昨年、悪性リンパ腫を克服したレスター、41歳のウェークフィールドはともに無理使いはできず、ベケット、松坂の負担は増える。通算216勝右腕の離脱にチーム内には動揺が走っている。

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2008年2月9日のニュース