イチロー、城島 ビダードに期待感

[ 2008年2月9日 19:02 ]

 1対5の大型トレードでマリナーズ入りが決まったエリク・ビダード投手は8日、シアトルの地元記者らとの会見で新チームの印象を問われた。返答は「すごい1番打者がいるチーム」。昨年6月の対戦で、1打席目の初球を本塁打されたイチローのことが自然と口をついた。

 当のイチローは新戦力左腕に「チームとしてローテーションの軸がポイントだった。彼が入ったことで生まれるケミストリー(一体感)に期待したい」。さらにビダードがオリオールズの球団奪三振記録を持つことに触れ「三振がとれるピッチャーは見ていて楽しいし、野手のテンション(気分)も上がる」と楽しみな様子だった。

 城島も「(2006年11月の)日米野球で一緒にプレーしているので球筋や人柄も分かっている」と言葉に力が入る。

 マリナーズ先発陣の防御率5・16は昨季ア・リーグ14球団中12位。本塁打が出にくいセーフコ・フィールドを本拠地にしながらこの数字は実質最下位に等しかっただけに、2人の期待感も当然だろう。(共同)

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2008年2月9日のニュース