バイキングスが7連勝 雑草QBキーナムが大活躍

[ 2017年11月24日 11:46 ]

チームを勝利に導いたバイキングスのQBキーナム(AP)
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 NFLは感謝祭となった23日に各地で第12週の3試合を行い、NFC北地区1位のバイキングスはデトロイト(ミシガン州)で同2位ライオンズを30―23(前半20―10)で下して9勝2敗。10月1日に地元ミネアポリス(ミネアポリス)で行われた第4週の試合では7―14で敗れたが、敵地ではきっちりと雪辱した。

 今季途中から先発QBに昇格したケース・キーナム(29歳)は30回中21回のパスを通して282ヤード、2TDを獲得。第1Qの11分5秒には9ヤードを突破してランでもTDを記録した。

 キーナムは「もっと良くなっていく自信はある。もっと強いQBになりたい」と笑顔。ドラフト外入団でテキサンズとラムズ時代は通算9勝15敗(先発のみ)だったが、今季から在籍しているバイキングスでは7勝2敗というみちがえるような成績を残している。

 ライオンズのQBマシュー・スタッフォード(29歳)は2009年ドラフトの全体トップ指名選手。前週にも昨年のトップ指名選手だったラムズのジャレッド・ゴフ(23歳)に投げ勝っており、第3週で退けたバッカニアーズのジェイミス・ウィンストン(23歳=2015年トップ指名)を含め、3人の“超エリートQB”を、ドラフト外入団の“雑草QB”がなぎ倒す結果となった。

 1メートル85、98キロとNFLでは小柄な部類に入る司令塔だが、この日2つのTDレシーブをマークしたWRカイル・ルドルフ(28歳)は「小さなことを積み重ねて何度もドライブを更新している。驚きのQBだ」とその粘り強いプレーぶりを絶賛。開幕戦と第5戦で先発したQBサム・ブラッドフォード(30歳)を膝の故障で失いながら、バイキングスは思わぬヒーローの出現で快進撃を続けている。

 ライオンズは3連勝のあと手痛い連敗を喫して6勝5敗。レギュラーシーズン5試合を残し、首位バイキングスとのゲーム差は「3」に広がった。

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