ピストリウス被告に禁錮13年5月 南ア最高裁、恋人射殺の罪

[ 2017年11月24日 23:28 ]

 南アフリカの最高裁は24日、首都プレトリアの自宅で恋人の女性を射殺したとして、殺人罪で有罪が確定している両脚義足の五輪ランナー、オスカー・ピストリウス被告(31)に禁錮13年5月を言い渡した。AP通信が報じた。

 高裁が昨年7月に禁錮6年を言い渡したが、検察側は量刑が「驚くほど寛大」と不服を申し立てていた。

 ピストリウス被告は2013年、プレトリアの自宅でトイレのドア越しに発砲し、中にいた女性=当時(29)=を死亡させた。弁護側は被告が強盗と勘違いして発砲したと主張。殺人罪での有罪確定後は被告が不安障害を抱えていたと訴え、情状酌量を求めていた。

 被告は五輪史上初の両脚義足の陸上選手として12年のロンドン五輪に出場し、パラリンピックではメダルを獲得した。(共同)

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