時松が首位発進、勇太&谷口直伝ロブでチップインバーディー

[ 2017年11月24日 05:30 ]

男子ゴルフツアー カシオ・ワールドオープン第1日 ( 2017年11月23日    高知県安芸郡 Kochi黒潮カントリークラブ=7315ヤード、パー72 )

カシオ・ワールド第1日 9番、ティーショットを放つ時松は4アンダーで首位タイ発進
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 ツアー通算2勝の時松隆光(24=筑紫ケ丘GC)が先輩直伝のロブショットでチップインバーディーを奪うなど、ボギーなしの4バーディーで68をマークし、片岡大育(29=Kochi黒潮CC)、谷口徹(49=フリー)と並んで首位発進した。賞金ランキング1位の小平智(28=Admiral)は79で、101位と出遅れた。

 以前ならひるむ場面も、この日の時松は違った。インから出て、3つ伸ばして迎えた3番パー4。パーオンできず、グリーン奥のラフからのアプローチが残った。そのとき、頭に浮かんだのは池田勇太と谷口徹の2人の顔。58度のウエッジで打った球は高くふわりと上がって12ヤード先のカラーに落ち、そのままカップに沈んだ。

 「今までの自分だったらボギーにするところだった。自分が成長した一打だった」

 チップインバーディーを自画自賛したのも当然。風が舞う難しい条件にもかかわらず、この日、ボギーなしで回ったのはただ一人だった。

 21日の池田との練習ラウンドで、ロブショットを徹底的に教わった。開幕前日のプロアマ戦では3番でアプローチを練習していると、居合わせた谷口に指導された。「下からかち上げるイメージ」で練習を重ねた結果、本番で成功。「2人に感謝です」と最敬礼した。

 首位発進から狙うは今季2勝目。「ボギーを少なく、チャンスホールでしっかり取りたい」と視線は上を向いていた。

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2017年11月24日のニュース