野球ソフトは同一会場 横浜が最有力、現地視察などで理解求める

[ 2016年7月12日 19:00 ]

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の布村幸彦副事務総長は12日、追加種目候補の野球・ソフトボールについて「メイン会場は一つ。基本的には(2種目を)同一会場でということで動いている」と語った。具体名には言及しなかったが、プロ野球DeNAの本拠地、横浜スタジアム(横浜市)が最有力となっており、組織委は今後の世界野球ソフトボール連盟(WBSC)による現地視察などで理解を求めていく方針。

 組織委は追加種目が正式決定する8月の国際オリンピック委員会(IOC)総会までに会場計画を固めたい意向で、同副事務総長は、東京近郊のプロ野球本拠地の比較資料をWBSCとIOCに提出したことも明らかにした。遠藤利明五輪相や地元自治体が希望している福島県での一部試合実施については「総会の段階ではメイン会場を決める作業だと思うので、それからどんな工夫をしていくかは次のステップ」と述べ、総会後の検討課題との認識を示した。

 組織委は12日、東京都内で日本野球機構(NPB)、全日本野球協会、日本ソフトボール協会との合同会議を初開催し、課題となっている米大リーグのトップ選手参加へ連携して働き掛けを続けることも確認した。

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2016年7月12日のニュース