稀勢の里 冷静さ際立つ連勝 巨漢の新関脇・魁聖寄り切る

[ 2016年7月12日 05:30 ]

浴衣ギャルの熱い視線を受け場所入りする稀勢の里

大相撲名古屋場所 2日目

(7月11日 愛知県体育館)
 綱獲りの稀勢の里は過去8戦全勝だった新関脇・魁聖を寄せ付けなかった。けんか四つの相手に差し勝って左四つとなり、右上手を引きつけて197キロの巨漢を寄り切った。落ち着き払った取り口に「まあ、いいと思います」と淡々と振り返った。

 この日は部屋の力士全員に取組があったため、愛知県長久手市の田子ノ浦部屋での朝稽古では途中から若い衆が一人もいなくなった。立ち合いの確認をする際に当たる相手が不在だったが、それでも土俵に入って一人でイメージを高めながら踏み込みなどを確認。本土俵での厳しい立ち合いにつなげた。

 場所前までは一般客も朝稽古を自由に見学できたが、この日からは部屋関係者の意向により、少し遠めの場所までしか入れないように制限された。稽古に集中できる環境も整い、稀勢の里は白星を重ねていく。

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2016年7月12日のニュース