五輪代表の片山「出るからにはメダル」亡き父から“ゴーサイン”

[ 2016年7月12日 18:06 ]

 ゴルフ男子でリオデジャネイロ五輪の出場権を獲得した片山晋呉が12日、東京都内で取材に応じ「かなり迷ったが、これ(五輪)以上の日本代表はないと決断した。出るからにはメダルを取りたい」と語った。

 治安への不安や自身の不調もあって悩んでいたが、1997年に亡くなった父の太平さんが64年東京五輪で聖火ランナーを務めた時の委嘱状を最近、自宅で見つけたという。「父が行けとゴーサインをくれた。日本男児として名前を残そうと思った」。世界ランキング上位の松山英樹と谷原秀人が辞退して巡ってきた機会だが「今までの自分がやってきたことがあってこそのこと。東京(五輪)にプラスになるように経験を伝えられれば」と自覚を述べた。

 この日は非ツアー大会の「ネスレマッチプレー・レクサス杯」(29日開幕・北海道)の記者会見に出席。自身がホストを務めるこの大会が五輪前最後の実戦となる見込みで「日の丸を背負っていくうえで、自信をつけさせてもらえれば」と話した。

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2016年7月12日のニュース