【服部道子の目】敏京は感性で、大山は対応力でリオメダル目指せ

[ 2016年7月12日 09:08 ]

 渡辺さんにとっては酷な結果になりました。18番は普段なら2オンを狙っていたでしょうが、五輪のことを考えてレイアップした選択も理解できます。あえて言えばフルショットで打つ得意な距離を残す方が良かったかもしれません。重圧がかかる場面ではその方が正確にインパクトしやすいからです。ミスになりましたが、彼女を成長させる一打になるはずです。

 野村さんは感性が鋭く風や傾斜をフィーリングで感じ取りショットやパットのイメージを出すのがうまく、とんでもないロングパットやミラクルショットを決めてくれます。アプローチ、パットの調子が良いのも好材料で五輪でメダルの可能性が十分あると思います。

 大山さんはクラブを縦に鋭角に入れてくるタイプで球が沈む洋芝への対応力に優れています。パンチショットなどいろんな打ち方ができるのでリオのコースや風も苦にしないと思います。責任感が強いので練習しすぎて首痛を再発させないかが心配ですが、上位を狙える力はあります。2人で刺激し合って好成績を残してほしいと思います。 (プロゴルファー)

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2016年7月12日のニュース