リオ切符決めた今井月に祝福殺到「ラインだけで250通」

[ 2016年4月8日 11:45 ]

女子200メートル平泳ぎ予選に出場した今井月

 競泳のリオデジャネイロ五輪選考会兼日本選手権は8日午前に東京辰巳国際水泳場で第5日の競技が行われ、女子200メートル平泳ぎ予選6組で高校1年生の今井月(るな=豊川高)は2分27秒76の同組2位で準決勝進出を果たした。前日7日に200メートル個人メドレーで派遣標準記録を突破して2位に食い込み、初の五輪出場を決めたばかり。祝福のメッセージは「ラインだけで250通くらい来た」といい、「昨日はあまり眠れなかった。頭も痛かったです」と喜びに浸りながらも、2種目目の五輪出場権獲得に向けて上々のスタートを切った。

 その今井を抑えて同組1位で突破したのが、200メートル個人メドレーで今井に敗れて同種目での出場を逃した渡部香生子(JSS立石)。150メートルまでは今井にリードを許しながらも、最後の50メートルで逆転して2分27秒15でフィニッシュ。「昨日は良くない結果だったが、気持ちを切り替えた。まずまずのタイム」と話した。昨夏の世界選手権(ロシア・カザニ)で優勝しており、すでに出場権を獲得しているが、国内の第一人者としてのプライドを泳ぎで表現した。

 予選全体では2月に同種目の日本記録を更新している4組の金藤理絵(Jaked)が2分24秒05の好タイムで1位、清水咲子(ミキハウス)が2分26秒51で続いた。他にも鈴木聡美(ミキハウス)ら実力者の準決勝進出が決定。残り1枠をめぐる熱いオンナの戦い第2幕は、8日午後6時54分から行われる準決勝2レースとなる。

続きを表示

この記事のフォト

2016年4月8日のニュース