北島「割とすがすがしい」完全燃焼も男泣き “二人三脚”平井コーチに感謝

[ 2016年4月8日 21:00 ]

<水泳日本選手権・5日目(男子200M平泳ぎ決勝)>スタンドの声援に応える北島

競泳リオデジャネイロ五輪選考会兼日本選手権第5日

(4月8日 東京辰巳国際水泳場)
 五輪切符獲得へ向け、ラストチャンスの200メートル平泳ぎ決勝に臨んだ北島だったが5位で終戦。5大会連続となる夢舞台への出場を逃したものの力を出し切っての結果に「割とすがすがしい。悔しいけれど晴れ晴れというか、やりきった感がある」とその表情に悲壮感はなかった。

 もう一度五輪へ。その気持ちを奮い立たせて若手に交じったトレーニングで体をいじめ抜き、最後は「自分らしい攻めのレースができた。僕の中でも頑張り切れた」という納得のレース。それでも、平井コーチと二人三脚で歩んできた道を振り返るとあふれる気持ちを抑えることができなくなった。

 「ここまで選手としてできているのも、最後まで平井先生とタッグ組んで悔いなくやれたから。幸せ者ですけど、最後は平井先生とオリンピックに行きたかった」と本音をもらすと、さらに「中学生から見てもらっているからね。弱くなった自分を見て、自信と強さを取り戻してくれたコーチに感謝したい」と男泣きした。

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