桃田「勝負の世界で生きているのでギャンブルに興味があった」

[ 2016年4月8日 15:23 ]

会見で涙を流しながら謝罪する田児(左)と桃田

 違法カジノ店に出入りしバカラ賭博をしていたことが判明したバドミントン男子の桃田賢斗(21)と12年ロンドン五輪代表の田児賢一(26)=ともにNTT東日本=が8日、都内で記者会見を行った。

 違法賭博行為に後ろめたさはなかったのかと問われると田児は「自分自身いけないことだと分かっていたが、やめられなかった。自分の中で変わっていかないといけないと思っていたが、こういうことになってしまい申し訳ない。(違法だと)認識はしていた」と答え、桃田は「いけないことだと分かってましたが、入ってはいけない所に入る好奇心や、少し楽しんでいる自分がいた。日本代表を引っ張っていく立場にいるのにこのようなことをしてしまい、申し訳ないです」と違法行為を認めた。

 違法カジノをやめられなかった理由について田児は「もともとギャンブルが好きだった。やめないといけないとは分かっていたがやめられなかった」。桃田は「自分もスポーツマンで勝負の世界で生きているので、ギャンブルに興味があり、やめられない自分がいました」

 両選手は東京・錦糸町の違法カジノ店で賭博をしていたことが7日に判明。2人はマレーシアでの国際大会に出場していたが田児は5日の予選で敗退、桃田は6日の1回戦を突破したものの2回戦は棄権して、7日の早朝にともに緊急帰国。2人が所属するNTT東日本本社で聞き取り調査を受け、違法カジノ店で賭博をしたことを認めた。

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