16歳長谷川 2位で夢切符「緊張感から解放されて楽になりました」

[ 2016年4月8日 05:30 ]

<女子200Mバタフライ決勝>2位でリオ五輪出場を決めた長谷川(手前は優勝した星)

競泳リオデジャネイロ五輪選考会兼日本選手権第4日

(4月7日 東京辰巳国際水泳場)
 女子200メートルバタフライでは、16歳の長谷川涼香(東京ドーム)が2位となり、既にリオ切符を持つ15歳の池江璃花子(ルネサンス亀戸)とともに代表を決めた。

 ゴール板をタッチすると、長谷川は優勝した15年世界選手権覇者の星に抱きしめられた。「やっと緊張感から解放されて、楽になりました」。レース前には尊敬する星も大好きというアイドルグループの嵐の歌を口ずさんでリラックス。世界女王のスピードにも食らいつき16歳は夢切符をつかんだ。

 父・滋さんが競馬ファンで、G1馬サイレンススズカから取って涼香と命名された。水泳コーチの父に0歳で浴槽に投げ込まれ、2歳を前に1メートルの高さからプールに飛び込んで水に親しむと、3歳で泳ぎ始めて5歳で4泳法をマスターした天才肌だ。自身が通う淑徳巣鴨高には今春、池江が入学。「(代表入りを決めていた池江には)先輩としてうれしかったけど、私も決めないと、と思った」とリオ行きを喜んだ。

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2016年4月8日のニュース