田児「全責任は自分に」桃田「裏切ったこと反省」闇カジノ認め会見で謝罪

[ 2016年4月8日 15:07 ]

会見で涙を流しながら謝罪する田児(左)と桃田

 違法カジノ店に出入りしバカラ賭博をしていたことが判明したバドミントン男子の桃田賢斗(21)と12年ロンドン五輪代表の田児賢一(26)=ともにNTT東日本=が8日、都内で記者会見を行った。田児は「自分の軽率な行為によっておこしてしまったことに深く反省しお詫びいたします。自分の活躍に期待をしてくれた方々を裏切ってしまいました。全責任は自分にあります。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。桃田は「支援してくださった方に、このような形で裏切ることになり深く反省しています」と頭を下げた。

 2人とも髪を黒く染め、桃田は黒のスーツとネクタイ姿、田児はグレーのスーツと濃紺のネクタイ姿で会見に臨んだ。

 両選手は東京・錦糸町の違法カジノ店で賭博をしていたことが7日に判明。2人はマレーシアでの国際大会に出場していたが田児は5日の予選で敗退、桃田は6日の1回戦を突破したものの2回戦は棄権して、7日の早朝にともに緊急帰国。2人が所属するNTT東日本本社で聞き取り調査を受け、違法カジノ店で賭博をしたことを認めた。

 桃田はリオデジャネイロ五輪代表を確実にしていたが、日本バドミントン協会は日本オリンピック委員会(JOC)に代表として推薦しない方針を明かし、夢舞台への道は絶望的となった。

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