73歳松井 プロ49年目の初優勝 69エージシュートで逆転

[ 2015年4月19日 05:30 ]

スーパーシニアの部でプロ優勝した松井

金秀シニア沖縄オープン

(4月18日 沖縄県喜瀬CC)
 今季国内シニアゴルフの開幕戦・金秀シニア沖縄オープンのスーパーシニアの部(65歳以上)で元日本プロゴルフ協会会長・松井功(73)がプロ初優勝を飾った。首位の新井規矩雄(71)に4打差の5位でスタートし、この日69のベストスコアで回り通算1アンダーで逆転した。シニアの部は久保勝美(52)が68の通算8アンダーでツアー初優勝した。

 67年のプロデビュー後、プロ生活49年目でついに手にした栄冠。クラブハウスに引き揚げてきた松井は「公の競技での優勝は初めてですし、これだけのタイトルホルダーの人たちと戦って勝てたことが本当にうれしいですね」と声を弾ませた。手応えはあった。大会前の練習で仲のいい青木と一緒にラウンド。その際、左を向いてスライスを打っていたのを風に流されないように「左を向いて右に打つのではなく、真っすぐ(フェースを閉じて)打て」とアドバイスを受けた。「それがきょうの風の中で生きました」とアイアンショットが切れまくり、2番の2メートルを皮切りに4連続バーディーのラッシュを見せ、エージシュートの69を記録した。

 長男・駿くん(5)がゴルフに興味を持つようになり、3月には佳子夫人と3人で米国パームスプリングスを訪れ練習。「試合に行く時にいつも子供から“パパ優勝してね”と言われているので今回は胸を張って帰れます。子供と女房のために、どんな大会でも勝ちたかった」と笑顔で話していた。

続きを表示

2015年4月19日のニュース