リレー五輪一発切符黄信号 エース格の高瀬200決勝途中棄権

[ 2015年4月19日 05:30 ]

男子200m決勝レース中に高瀬(手前)が左内転筋にけいれんを起こし途中棄権で男子400mリレーのリオ五輪切符に黄色信号がともった

織田記念国際陸上第1日

(4月18日 エディオンスタジアム広島)
 男子400メートルリレーの一発リオ切符に黄色信号がともった。200メートル決勝のレース中に高瀬慧(富士通)が左内転筋にけいれんを起こして途中棄権。今大会は5月2、3日の世界リレー大会(バハマ・ナッソー)の選考を兼ねているが、山県亮太(セイコーホールディングスAC)も今大会を腰痛で欠場。16年リオデジャネイロ出場権が懸かる大舞台に、短距離界のエース格2人を欠いた状態で臨まなければならなくなった。

 日本陸連の苅部男子短距離部長は「(高瀬は)大事に至らなくてホッとしているが、頭が痛い」と嘆き節。コーナー出口付近でレースをやめた高瀬は「レース前につっていて、走り始めてからまたつったという感じです」と、口数は少ない。19日の100メートルは「様子を見て」と含みを持たせたものの、左足にテーピングを施した痛々しい姿で会場を後にした。

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2015年4月19日のニュース