桐生10秒40で2位タイ…夢の日本初公認9秒台ならず

[ 2015年4月19日 14:45 ]

男子100mで2位に終わった桐生は苦笑い

 陸上の織田記念国際最終日は19日、エディオンスタジアム広島で行われ、3月のテキサス・リレー男子100メートルで3・3メートルの追い風参考ながら9秒87をマークした桐生祥秀(19=東洋大)は同種目決勝で向かい風0・2メートルの条件下、10秒40の2位タイ。日本初となる夢の公認9秒台はならなかった。

 雨が降り、向かい風0・2メールのコンディションの中、桐生の動きはやや硬かった。優勝は10秒37のケンブリッジ飛鳥(21=日大)。同タイムの塚原直貴(29=富士通)と桐生が2位タイだった。

 高瀬慧(富士通)は決勝を棄権し、前日の200メートルを制した藤光謙司(ゼンリン)は体調不良で欠場した。

 桐生はこの日予選1組、10秒36(向かい風0・1メートル)で決勝進出。2年前に10秒01をマークした相性のいいスタジアムで大記録に挑んだ。

 18日の200メートル決勝は自己ベストの20秒41に及ばない20秒80で3位。「勝利への飢えが増した。3番は悔しい。その思いができただけ良かった」と100メートルに闘志を高めていた。 

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