宮原 自己ベスト3位「チームに貢献できた」日本は銅

[ 2015年4月19日 05:30 ]

ジャンプする宮原。自己ベストで3位に入った

フィギュアスケート 世界国別対抗戦最終日

(4月18日 東京・国立代々木競技場)
 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)6位の宮原知子(17=関大高)が129・12点の自己ベストをマークし、3位に入った。SP5位の村上佳菜子(20=中京大)は113・32点で6位。トップはエリザベータ・トゥクタミシェワ(18=ロシア)で134・21点。各種目の順位をポイント化して行う団体戦で日本は103点で3位だった。

 ガッツポーズが飛び出した。宮原は演技が終わると、両手を突き上げた。「SPでは失敗してしまって、フリーでチームに貢献できたうれしさでガッツポーズした」と笑顔。日本の2大会連続銅メダル獲得に貢献し、キスアンドクライでは羽生らチームメートとハイタッチで喜んだ。

 今季最終戦でフリー自己最高得点。3回転フリップは回転不足を取られたが、安定した滑りで銀メダルを獲得した世界選手権でマークした126・58点を上回った。「五輪でも団体戦があるので経験できて楽しかった」。全日本選手権初制覇など飛躍の一年にも、自己評価は「80点くらい」と控えめ。足りない20点はジャンプの回転不足と緊張したときに失敗する部分という。伸び盛りの17歳は「フリーでも3回転―3回転をしっかり入れられるようにしたい」と早くも来季を見据えた。

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2015年4月19日のニュース