奈良エースの貫禄勝ち 日本1勝1敗 女子国別対抗戦フェド杯

[ 2015年4月19日 05:30 ]

<日本・ベラルーシ>オリガ・ゴボツォワを破った奈良

 テニスの女子国別対抗戦フェド杯のワールドグループ2部入れ替え戦の日本―ベラルーシ第1日は18日、東京・有明コロシアムでシングルス2試合が行われ、日本は1勝1敗となった。第1試合では世界ランキング107位の土居美咲(23=ミキハウス)が同32位のビクトリア・アザレンカ(25)に1―6、2―6で完敗。第2試合で世界54位の奈良くるみ(23=安藤証券)が同136位のオリガ・ゴボツォワ(26)を6―4、4―6、6―2で下した。きょう19日の最終日はシングルス2試合とダブルス1試合が行われる。

 奈良がエースの役目をきっちりと果たした。「反省すべき点はあるけど1勝して貢献できたのは大きい」と笑顔を交えて振り返った。第1セットは5―1とリードしてから追い上げを許し、第2セットも競り合いの末に落とした。しかし、最後はゴボツォワが左足の痛みで失速。奈良の衰えない機動力が勝った。第1試合では土居が元世界1位のアザレンカに1時間9分で敗戦。嫌な流れをせき止め、最終日に向けてチームに勢いをもたらした。最終日はアザレンカとのエース対決も控えており「調子はいいところまで上がってきている。展開力で相手を動かしていけばチャンスはある」と力強く語った。

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2015年4月19日のニュース