寺尾が11年ぶり白星「師匠の前で一度勝つことが目標だった」

[ 2013年7月7日 18:09 ]

大相撲名古屋場所初日

(7月7日 愛知県体育館)
 現役時代は細身の体ながら激しい突っ張りと端正なマスクで人気を誇った錣山親方(元関脇寺尾)の弟子で、西幕下52枚目の寺尾が改名後初土俵を白星で飾った。「寺尾」の勝ち名乗りは親方の最後の場所となった2002年秋場所以来。

 土俵下で師匠が審判として見つめる緊張の一番を一気の寄りで制し「師匠の前で一度勝つことが目標だったので、達成できてよかった」と満面に笑みを浮かべた。

 広島市出身で26歳の寺尾は190センチ、150キロの体を生かし切れず、幕下上位の壁に苦しむ。発奮材料として、しこ名を授けられ「名前に恥じないように頑張る」と意欲的。錣山親方は「プレッシャーだろうが、自分のものにしてほしい」と“二代目”の飛躍に期待した。

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2013年7月7日のニュース