薗田20アンダーで優勝!松山4位で1億円到達ならず

[ 2013年7月7日 15:53 ]

<セガサミーカップ最終日>優勝杯を手に笑顔を見せる薗田

 国内男子ゴルフツアーの長嶋茂雄招待セガサミー・カップ(スポーツニッポン新聞社後援)の最終日は7日、北海道千歳市のザ・ノースカントリーゴルフクラブ(7096ヤード、パー72)で行われ、15アンダーの単独首位から出た薗田峻輔が、最終日も5アンダーと順調にスコアを伸ばし、通算20アンダーとして優勝を飾った。松山英樹も4連続バーディーなど猛追したが及ばなかった。

 最終日、勝負をかける松山、近藤共弘が先にスタート。そろって前半6バーディーを奪い、いったんは首位の薗田に並びかけるほど激しく詰め寄った。

 最終組で出た薗田は、それに気を止めないかのように自分のゴルフに徹した。前日コース新の61で回ったように、アウトで3、5、6、8番をバーディーとして19アンダーに伸ばした。2打差、3打差で追う選手はこれでは追いつくのは容易ではなかった。

 近藤は7アンダーの65、河野祐輝も66で回ったが、薗田には追いつけず3打差の2位タイまでだった。また優勝とともに、獲得賞金1億円を狙った学生プロ、松山英樹も前半6バーディーと猛追したが、後半伸ばしきれず薗田とは4打差の4位タイにとどまった。この結果、松山は1億円には約60万円足りず、達成は次回以降となった。

 優勝した薗田は、大会新記録の通算20アンダー、268で2010年6月以来となるツアー2勝目。優勝賞金3000万円を獲得した。ヒザのケガから復帰して優勝を飾った薗田は「ここまで早く復帰して勝てると思わなかった。今後の自分にもっともっと期待したい。(最終日は)ジュニアの時代を含めて一番緊張したけど、ショットが終始安定していた」と振り返っていた。

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2013年7月7日のニュース