マリー　今年こそ　逆転で２年連続決勝進出

ウィンブルドン選手権第１１日

（7月5日 英ロンドン・オールイングランド・クラブ）
　第２シードのマリーが逆転で２年連続の決勝進出を決めた。第１セットはタイブレークの末に落としたものの、第２セットのブレークからギアを上げた。

　持ち前の高い守備力で、２メートル３の長身から最速２３０・１キロをマークしたヤノビチのサーブに食らいつき、第２４シードの相手を下した。「何とかひっくり返せた」と息をつき、「すでに経験したことがあるから」と決勝に向けても冷静そのもの。３６年のフレッド・ペリー以来の英国勢優勝へ。残すは１試合だけだ。