高梨沙羅に資金面サポート 契約のきっかけは伯母だった

[ 2013年7月4日 17:32 ]

所属契約を結んだクラレのマスコットとポーズをとるノルディックスキー、ジャンプ女子の高梨沙羅

 来年のソチ冬季五輪で金メダルが期待されるノルディックスキー、ジャンプ女子で16歳の高梨沙羅が化学メーカーのクラレと結んだ所属契約の概要が4日発表され、父、寛也さん(45)が代表となって結成したクラブが競技力向上のための資金援助を受けることになった。

 契約は2015年5月末まで。国内大会でクラレのステッカーをヘルメットにつける。東京都内で行われた記者発表会に紺のブレザー姿で出席した高梨は「これまで以上に競技に集中して頑張りたい」と話した。

 伯母の島津ゆうこさん(48)がベルギーのグループ会社に勤めているのが契約のきっかけ。島津さんも発表会に出席し、事前に知らされていなかった高梨は驚いた表情で激励を受けた。

 昨季ワールドカップ(W杯)で総合優勝し、スキーのメーカーはシーズンに向けて特製の軽量化した板を制作。この他にトレーニングのサポート契約も結ぶなど、恵まれた環境が整いつつあり「期待に応えられるようにレベルアップしたい」と気を引き締めた。

続きを表示

2013年7月4日のニュース