真央、世界選手権ピンチ!「全日本」3位以内ノルマ

[ 2010年12月12日 06:00 ]

世界選手権出場が微妙な状況となった浅田

 NHK杯8位、フランス杯5位と大不振の昨季世界女王・浅田真央(20=中京大)は、来年3月の世界選手権で連覇を目指すどころか、出場すら微妙な状況に追い込まれた。

 GPファイナルで日本人最上位の3位になった村上が代表入りを確実にしたことで、残る枠は実質2。五輪銀メダルなど実績は国内随一の浅田だが、日本スケート連盟の橋本会長はすでに「今季の成績が大事になる」と特別扱いをしない方針を示している。選考基準では全日本選手権で表彰台を逃しても選出の可能性があるものの、代表を確実にするためにはファイナルに出場した安藤、鈴木を上回って3位以内に入る必要がありそうだ。
 浅田は現在、12月24日開幕の全日本選手権(長野)に向けて中京大で調整中。GPファイナルで小塚に同行している佐藤コーチに代わり、小塚の父で68年グルノーブル五輪代表の嗣彦氏(64)が臨時コーチを務めている。小塚臨時コーチは具体的な指導をしているわけではないが、練習を見て気がついたことを浅田にアドバイスしているという。12日には佐藤コーチが帰国し、全日本への最終調整に入る。

 ◆世界選手権の選考 男女シングルの日本の出場枠はともに「3」。代表は12月の全日本選手権後に決定。(1)GPシリーズ&ファイナルの日本人上位3人(2)全日本選手権3位以内(3)全日本選手権終了時の世界ランクの日本人上位3人のいずれかの基準を満たす選手が条件。また過去に世界選手権6位以内の実績があり、シーズン前半にケガなどで選考対象から外れた選手にも救済の可能性が残されている。

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2010年12月12日のニュース