美帆、自己最高4位も悔しい!W杯初表彰台スルリ

[ 2010年12月12日 06:00 ]

女子1000メートルで自己最高の4位に入った高木美帆

 スピードスケート短距離のW杯帯広大会第1日は11日、明治北海道十勝オーバルで男女の500メートルと1000メートルを行った。女子1000メートルではバンクーバー五輪で史上初の中学生代表となった高木美帆(北海道・帯広南商高1年)が1分17秒93で自己最高の4位となった。男子500メートルは同五輪銀メダルの長島圭一郎(日本電産サンキョー)が35秒16で2位、同五輪代表・太田明生(JR北海道)が3位、同五輪銅メダルの加藤条治(日本電産サンキョー)は4位だった。

 地元でのW杯初表彰台がスルリと逃げた。最終組の滑走直前まで2位につけていたが、最終組の2人に上回られた。同種目総合首位のネスビット(カナダ)らが不在だったとはいえ「その中での4位というのはあるけど、表彰台に上りたい気持ちはあった」と、わずか100分の6秒差で逃した初の表彰台に悔しさをのぞかせた。
 五輪に続き今季はW杯前半戦を転戦。一流選手との交流を重ねるうちに、トッププレーヤーとしての自覚も芽生えた。「自分より年下の子供たちが見てくれていた。日本代表の人たちとかを見てスケートをやってくれれば」。この日は2000人以上で埋まったリンクサイドからの声援に、何度も頭を下げて応えた。高木は「あしたはどちらも自己ベストを目指してしっかり自分の滑りをしたい」と表情を引き締めた。

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2010年12月12日のニュース