藤井正弘の血統トピック

11年度種付け ステイゴールド人気沸騰249頭

[ 2011年9月21日 06:00 ]

 日高地区主要種馬場の種付け頭数がまとまり、一足先に発表された社台スタリオンステーションと合わせて11年度の交配統計がほぼ固まった。

 最多種付け頭数を記録したのは最新のチャンピオンサイヤーであり、今年もリーディング独走中のキングカメハメハ。昨年、自身が樹立した日本記録に並ぶ266頭の交配牝馬を集め、10年単位の長期政権に向けての地固めに入っている。 以下、種付け数200頭に達した種牡馬は、ステイゴールド(249頭)、ディープインパクト(229頭)、ハーツクライ(221頭)、ヴァーミリアン(216頭)、ハービンジャー(211頭)、ゼンノロブロイ(207頭)、エンパイアメーカー(204頭)、マンハッタンカフェ(202頭)、クロフネ(200頭)の計10頭。社台スタリオンステーション繋養種牡馬が居並ぶ中で異彩を放っているのは前年比74頭増、日高地区では史上最多となる頭数を記録したブリーダーズスタリオンステーション(来季はビッグレッドファームで供用)のステイゴールドだ。人気沸騰の原動力は言うまでもなく、今週の神戸新聞杯で始動する2冠馬オルフェーヴルだろう。

 増加率という点では前年の32頭から164頭の驚異的反騰を示したファルブラヴをはじめ、54→127頭のソングオブウインド、34→75頭のロージズインメイが目を引く。再チャレンジが実を結ぶ3年後の注目株として覚えておきたい。(サラブレッド血統センター)

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