廣津留すみれさん SNS投資詐欺被害が1~3月で219億円「プラットホーム側の責任は大きいなと」

[ 2024年5月17日 09:38 ]

廣津留すみれさん公式インスタグラム (@sumire_vln)から

 ハーバード大と、世界最高峰の音楽大学の1つのジュリアード音楽院を卒業したバイオリニストの廣津留(ひろつる)すみれさん(29)が17日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。交流サイト(SNS)上で投資家や著名人などをかたって投資に勧誘する手口の詐欺について、警察庁が16日、1~3月に全国の警察が認知した被害は1700件(前年同期比1429件増)で、被害総額が計約219億3千万円(同190億2千万円増)に上ると発表したことに言及した。

 警察庁によると、被害者の年齢層別では50~60代が半数以上を占めた。LINE(ライン)、フェイスブック、インスタグラムに表示される広告や、ダイレクトメッセージなどを通じて、犯人側が接触してくるケースが多かった。

 SNS型投資詐欺は、23年7月ごろから被害が急増。同庁が23年の被害状況を初めて集計したところ、被害額は約277億9千万円だった。今年4月には、茨城県の女性が、経済アナリストの森永卓郎さんをかたるSNSアカウントに勧誘され、過去最多の被害額となる8億900万円を詐取されていたことが判明。政府は6月をめどに総合的な犯罪対策プランを策定する方針。

 廣津留さんは、詐欺犯が根源であることを前提に「あまりにも被害額被害が大きいので、これだけの被害が出ているこというところを考えると、本当にプラットホーム側の責任は大きいなと思います」と指摘。AIを使ってのなりすましにも言及し「AIも便利になってチャットGPTも例えば新しいバージョンが最近出たりして、AIももちろん悪いことだけではなくて、すごく便利になっていることもあるので、一概に悪いとは言えないと思うんですけど、やっぱりこのAIの技術が発展するとともに、それ対策も同じスピードでやっていかないと、こういうケースが起きてしまうということなんで、対策をしっかりしておかないと」と話した。

 SNSで著名人をかたった「SNS型投資詐欺」が多発している問題では、衣料品販売大手ZOZO(ゾゾ)創業者の前沢友作氏が15日、「氏名、肖像を無断で使用した広告の掲載を許可している」として、米IT大手メタ(旧フェイスブック)などに1円の損害賠償と掲載差し止めを求め東京地裁に提訴した。

 前沢氏はX(旧ツイッター)に「あえて1円にしました。彼らの行為が違法なのか合法なのかまずははっきりさせたい」「詐欺広告対策についての具体的な内容提示、責任者への証人尋問を求めます」などと書き込んだ。

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