玉川徹氏 つばさの党代表ら3人逮捕で私見、19年参院選の北海道警の聴衆排除と比較「本質的に全く違う」

[ 2024年5月17日 10:19 ]

東京・六本木のテレビ朝日社屋
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 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が17日、コメンテーターを務める同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。衆院東京15区補欠選挙(4月28日投開票)で別陣営の街頭演説を妨害したとして、警視庁捜査2課は17日、公選法違反(自由妨害)の疑いで、政治団体「つばさの党」代表黒川敦彦容疑者(45)と、同団体から出馬して落選した幹事長根本良輔容疑者(29)ら3人を逮捕したことに言及した。

 捜査関係者によると、黒川容疑者ら3人は、補選期間中に他陣営の街頭演説に重ねるように拡声器などを使って大音量で主張を訴え、選挙活動を妨害した疑いが持たれている。

 警視庁は13日、東京都千代田区の党事務所などを家宅捜索していた。

 玉川氏は「候補者が他の候補者の演説を妨害するという想定がそもそもなかったですよね、われわれの中に。実質的に他の候補者の演説を妨害したという疑いをもって今回逮捕に至ったと思います」と自身の見解を述べた。

 そして、2019年の参院選で安倍晋三元首相にヤジを飛ばした男女を北海道警が排除し、現在、表現の自由に抵触するとして裁判で争っている事案に言及し、「これと一緒じゃないかという人がいるんですけど、これは本質的に全く違います。北海道のケースは、あくまで為政者が演説する時に聴衆である一般の有権者がそれに対して違うんじゃないかという意思表明を、表現の自由のもとに行ったということであって、そこで選挙を妨害したということにはならないというのが今までの控訴審の判断。控訴審でも原告らのやじは公共的、政治的表現の自由だと認めています」と指摘。

 そのうえで、「しかし、今回は一般聴衆が政治的なことに対して発露としてやじを飛ばすということではなくて、拡声器などを使って他の候補者の演説を実質的に妨害している、実質的に妨害されたと訴えてますので、それは本質的に違うものだと私は思うので、今回逮捕されたということは警察側もそういう認識なんだろうなと思います」と自身の受け止めを話した。

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