田村勇人弁護士 福原愛さんの元夫の会見に「台湾がハーグ条約を批准していない…長期化し泥沼化」

[ 2023年7月28日 09:18 ]

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 フラクタル法律事務所代表で離婚問題に詳しい田村勇人弁護士が28日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。卓球女子で五輪2大会連続メダリストの福原愛さん(34)の元夫で、16年リオデジャネイロ五輪台湾男子代表の江宏傑さん(34)が27日に都内の日本外国特派員協会で会見を行ったことについてコメントした。

 江さんは、福原さんが台湾から日本に連れて行った後、連絡が取れなくなっている長男(4)について、江さん側へ引き渡すよう東京家裁の決定が出たことを明かした上で、既に強制執行の申し立ても行い、進展次第では未成年者誘拐罪で告訴する可能性を示した。一方で、福原さん側は最終的な判断が下されていないと反論。主張が真っ向対立する泥沼の全面バトルに発展した。

 福原さんは2016年に江氏と結婚し、17年に長女、19年に長男が誕生。21年に離婚した際には、2人の子供の親権について、離婚後も父母双方が親権を持つ「共同親権」となると説明していた。

 田村氏は「本件は台湾がハーグ条約を批准していないので、どうしても通常の裁判手続きにならざるを得ない。ということで問題が長期化し泥沼化しているといえます」と話した。

 ◇ハーグ条約 1980年にオランダのハーグ国際私法会議で採択された「国際的な子供の奪取の民事上の側面に関する条約」。国境を越えて子供が不法に連れ去られたり、不法に留め置かれた場合の子供の返還手続きや面会交流について定めている。(1)監護権の侵害を伴う(2)16歳未満の子供(3)国境を越えた移動、が適用対象。子供が元々住んでいた国と連れ去られた国それぞれがハーグ条約の締約国でなければ効力はない。2022年11月現在、世界103カ国が条約を締結。

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